不動産投資は、安定した収入源を提供する一方で、多くのリスクが伴います。
この記事では、不動産投資における主要なリスクとその対策方法について詳しく解説します。
こうのすけ🗼
マンション投資のルール
99%の不動産会社が言わない不動産投資の知識をお伝えしています。
不動産業13年、2社目の大手新築ワンルームマンションを販売する不動産会社で10年勤続後、退職。
物件の粗利(販売価格-仕入価格)が400万~600万の事実を知り、「失敗しないための不動産投資」を学ぶために100社以上の不動産会社の営業マン・社長と交流。
99%の不動産会社が利益主義者という現実を叩きつけられる。
「数字の見える化」「割安物件のシミュレーション」「圧倒的な不動産知識」をテーマにX(旧:Twitter)、公式LINE、不動産投資コミュニティ、メルマガで配信、総フォロワー3,000人超え
宅地建物取引士、FP、相続診断士の資格を保有、物件調査5,000件以上を行う。
相談料などは頂いておりません。1. 空室リスク
空室リスクとは、物件に入居者がいないために家賃収入が得られないリスクです。これは不動産投資における最大のリスクの一つです。
対策方法
賃貸需要の高いエリアを選ぶ
人口が増加している地域や再開発が進んでいるエリアを選ぶことで、空室リスクを低減できます。
特に、大学や企業の近く、交通の便が良い場所は需要が高いです。
入居者募集の強い管理会社を選ぶ
入居者募集に強い管理会社を選ぶことで、空室期間を短縮できます。
管理会社の実績や評判を調査し、信頼できるパートナーを見つけることが重要です。
物件の魅力を高める
リフォームや設備の充実、内装のデザインなど、物件の魅力を高めることで、入居者を引きつけやすくなります。
特に、現代の入居者はインターネット環境やセキュリティ設備を重視する傾向があります。
2. 家賃滞納リスク
家賃滞納リスクとは、入居者が家賃を支払わないリスクです。これも収益に直接影響を与える重要なリスクです。
対策方法
入居審査を厳格に行う
信頼性の高い入居者を選ぶために、入居審査を厳格に行います。
収入証明書や保証人の確認、過去の滞納履歴のチェックなどが有効です。
家賃保証会社の利用
家賃保証会社と契約することで、家賃滞納が発生した場合でも一定の保証を受けることができます。
これにより、収入の安定性を確保できます。
定期的なコミュニケーション
入居者との定期的なコミュニケーションを通じて、早期に問題を発見し、対処することができます。
信頼関係を築くことで、滞納リスクを減少させることができます。
3. 災害リスク
災害リスクとは、地震や洪水、火災などの自然災害によって建物が損傷するリスクです。
特に日本は地震が多い国であり、このリスクは無視できません。
対策方法
地震保険や火災保険に加入
保険に加入することで、災害による損失をカバーすることができます。
保険料はコストとして考慮する必要がありますが、リスクを軽減するためには不可欠です。
新耐震基準の物件を選ぶ
地震に強い新耐震基準の物件を選ぶことで、被害を最小限に抑えることができます。
特に、1981年以降に建築された物件は新耐震基準を満たしているため、安全性が高いです。
防災対策の強化
建物の耐震補強や防火設備の設置、避難経路の確保など、防災対策を強化することで、災害時の被害を軽減できます。
4. 不動産価値の下落リスク
不動産価値の下落リスクとは、購入した物件の価値が下がるリスクです。
これは、将来的な売却時に損失を被る可能性があります。
対策方法
将来的な賃貸需要が見込める物件を選ぶ
賃貸需要が高いエリアの物件を選ぶことで、価値の下落リスクを抑えることができます。
地域の人口動態や経済発展の見通しを調査することが重要です。
市場動向を常にチェック
地価公示や路線価などの不動産価格指標を定期的にチェックし、市場動向を把握します。
これにより、適切なタイミングでの売買が可能になります。
物件の維持管理
物件の価値を維持するためには、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。
これにより、物件の魅力を保ち、価値の下落を防ぐことができます。
5. 老朽化による修繕リスク
老朽化による修繕リスクとは、建物が経年劣化することで修繕が必要になるリスクです。
修繕費用は多額になることが多く、収益に影響を与えます。
対策方法:
適切な建物管理
定期的なメンテナンスを行い、老朽化を防ぎます。
特に、屋根や外壁、配管などの重要な部分の点検を怠らないことが重要です。
長期修繕計画を確認
購入前に長期修繕計画を確認し、予想される修繕費用を把握します。
これにより、将来的な費用を見積もり、資金計画を立てることができます。
修繕積立金の確保
修繕費用に備えて、修繕積立金を確保しておくことが重要です。
これにより、急な修繕費用にも対応できるようになります。
6. 金利上昇のリスク
金利上昇のリスクとは、ローンの金利が上昇することで返済額が増加するリスクです。
対策方法
固定金利を選択
金利変動の影響を受けない固定金利のローンを選ぶことで、リスクを抑えます。
固定金利は変動金利よりも高めですが、返済額が一定であるため安心です。
元金均等返済を選ぶ
元金均等返済を選ぶことで、返済額の増加を抑えることができます。
元金が早期に減少するため、金利負担が軽減されます。
金利上昇に備えた資金計画
金利が上昇した場合に備えて、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。
予備資金を確保しておくことで、金利上昇時にも対応できます。
7. 管理会社の倒産リスク
賃貸管理会社の倒産リスクとは、物件の管理を委託している管理会社が倒産するリスクです。
賃貸管理業務が停止すると、物件の運用に支障をきたします。
対策方法
信頼性の高い管理会社を選ぶ
実績のある信頼性の高い賃貸管理会社を選ぶことで、倒産リスクを低減できます。
賃貸管理会社の財務状況や評判を調査することが重要です。
複数の管理会社と契約
一つの管理会社に依存せず、賃貸複数の管理会社と契約することでリスクを分散します。
これにより、万が一の倒産時にも対応できます。
賃貸管理業務の一部を自主管理
一部の管理業務を自主管理することで、管理会社への依存度を減らし、リスクを分散することができます。
8. 家賃下落リスク
家賃下落リスクとは、経済環境の変化や競争の激化により家賃が下がるリスクです。
対策方法
中古物件を選ぶ
新築物件に比べて中古物件の方が家賃下落はしにくいと言われています。
中古物件は初期投資が少なく、家賃設定も現実的な範囲で行いやすいです。
市場調査を行う
近隣の賃貸物件の状況を調査し、競争力のある家賃設定を行います。
市場の動向を把握し、適切な家賃を設定することが重要です。
物件の差別化
設備やサービスの充実、リフォームによる内装の改善など、物件の差別化を図ることで、家賃下落を防ぐことができます。
9. 法規制変更リスク
法規制変更リスクとは、政府や地方自治体による法規制の変更によって、不動産投資の収益性が影響を受けるリスクです。
対策方法
法規制の動向を常にチェック
不動産に関連する法規制の動向を常にチェックし、変更があった場合には迅速に対応することが重要です。専門家のアドバイスを受けることも有効です。
多様な投資ポートフォリオ
不動産投資だけでなく、他の投資商品にも分散投資することで、法規制変更によるリスクを分散します。
専門家の活用
法律や税務の専門家と連携し、法規制の変更に対する適切な対策を講じることが重要です。
10. 経済環境の変動リスク
経済環境の変動リスクとは、景気の変動や金利の変動、インフレなどの経済環境の変化によって、不動産投資の収益性が影響を受けるリスクです。
対策方法
経済指標の定期的な確認
経済指標を定期的に確認し、経済環境の変動に備えることが重要です。
特に、金利動向やインフレ率、失業率などを注視します。
多様な投資戦略
不動産投資だけでなく、株式や債券、投資信託など多様な投資戦略を組み合わせることで、経済環境の変動リスクを分散します。
長期的な視点
短期的な経済変動に左右されず、長期的な視点で投資を行うことが重要です。
長期的な視点での投資は、経済環境の変動によるリスクを軽減します。
まとめ
不動産投資には多くのリスクが伴いますが、適切な対策を講じることでこれらのリスクを抑えることができます。
投資を成功させるためには、リスクを理解し、慎重に物件を選び、適切な管理を行うことが重要です。
また、専門家のアドバイスを受けることで、より効果的なリスク管理が可能になります。
さいごに
私は、X(旧:Twitter)を通じて100社以上の不動産会社と出会ったり、不動産投資家と出会いがありました。
そのなかで「失敗する不動産投資」と「成功する不動産投資」を学び、つねに最新情報をアップデートしております。
買ってはいけない不動産投資は、「サブリース」と「割高物件」になります。
また、必ず最悪なパターンを想定してください。
後悔しないためにやるべきことは、具体的に計算をすることです。
不動産投資をExcelで計算するフォーマットがあります。
Excelでシミュレーションを作成すると、数字は明快。
物件の数字でスグに出口戦略を作ることができます。
✔ 設備工事や原状回復費用
✔ 想定売却価格の根拠
✔ 修繕積立金の値上
✔ 家賃の値下げ
✔ 固定資産税
✔ ローン残高
✔ 譲渡税
しっかりチェックしていきましょう。
・Excelのフォーマットが欲しい人
・家賃アップの物件事例が欲しい人
・リスクをすべて知りたい人
は、「正しい知識」や「正しい情報」を取得していきましょう。